千葉市PTA連絡協議会
会 長 植 草 毅
会員の皆様におかれましては、日頃から本会の活動にご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。本年度より会長を拝命いたしました植草です。どうぞ宜しくお願い致します。
千葉市PTA連絡協議会
会 長 植 草 毅
会員の皆様におかれましては、日頃から本会の活動にご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。本年度より会長を拝命いたしました植草です。どうぞ宜しくお願い致します。
PTAの入退会のあり方が議論になり始めておよそ10年、加えて新型コロナウイルス感染症が猛威を振るったことで、学校全体で慣例の見直し、活動の規制や改善が求められました。そのような中でも、子どもたちの学びをはじめとする活動が滞らないよう、教育活動の支援者であるPTAの皆様のご尽力により困難を乗り越えてきました。皆様のご苦労に敬意を表したいと思います。
「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉を聞いたことがありますか。松尾芭蕉が『奥の細道』の旅の間に体得した概念だと言われています。「いつまでも変わらない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと」という意味で、一見すると対照的な言葉ですが、根本は同じという考え方です。
少し古い話ですが、昭和42年(1967)6月、社会教育審議会は「父母と先生の会(PTA)のあり方について」報告を行いました。報告では、それまでの現状についての評価・認識を表明した上で、あるべきPTAの目的、性格について、「父母と先生の会(PTA)は、児童生徒の健全な成長をはかることを目的とし、親と教師とが協力して、学校及び家庭における教育に関し、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域のおける教育環境の改善、充実をはかるため会員相互の学習その他必要な活動を行う団体である。」と規定しました。
PTA活動において、どんなに社会が変化しようとも、「時代を超えて変わらない価値のあるもの」(不易)があります。いつの時代でも、PTAの目的は一つです。また、同時に社会の変化に無関心であってはなりません。「時代の変化とともに変えていく必要があるもの」(流行)に柔軟に対応していくこともまた、PTA活動に課せられた課題です。
本年度も私たちは「育もう 子どもの心に夢と希望と優しさを」をスローガンに掲げ、会員の皆様とともに「不易」と「流行」を十分に見極めつつ活動の推進を図って参りたいと考えています。今後とも従前と同様に本会の活動にご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。